2012/02/01(水)
ドイツマスコミスキャンより、ファーストフード広告禁止
カテゴリー:ブログ
<font size=”3″>皆様 こんにちは
ヒーリング整体師 カイトウです
本日の議題は
<font color=”#FF0000″><strong>「ドイツマスコミスキャンより、ファーストフード広告禁止」</strong></font>です
ドイツではすでに5年以上前の2,005年から
ファーストフードの広告を禁止の動きが出ています。
今、ヨーロッパでも肥満問題が深刻な状態になりつつある。
EUは、その原因のひとつとなっている
ファーストフードの広告活動の規制を検討している。
欧州連合(EU)の行政部門である欧州委員会で、
ファーストフードの広告を禁止しよう
という動きが出ている。
◆”不健康食品”としてのファーストフード◆
ファーストフードが体に悪いことは、
もはや自明の事といってよいだろう。
先日、マクドナルド製品のみを1ヶ月
食べ続けたらどうなるかを試してみたところ、
極度の肥満と内臓障害になったという
映画「SUPERSIZE ME(スーパーサイズミー)」が
アメリカで公開されたが、これなどは
「ファーストフード=体に毒」という常識を前提としている。
つまり、ファーストフードの不健康さは、
それくらいコモンセンスになっているのである。
◆規制対象に浮上◆
そのファーストフードに目をつけたのが、
欧州委員会のマルコス・カプリアヌ
消費者保護政策担当委員である。
カプリアヌ氏は、一般にアメリカ特有の
問題と見られてきた子どもの肥満は、
今ではヨーロッパでも深刻な状態になりつつあるとして、
肥満の原因のひとつとなっている
ファーストフードの広告活動の規制を
検討していることを明らかにしたのである。
◆広告禁止は妥当か◆
日本では、広告禁止というとたちまち
「言論の自由に反する」という拒絶反応が
返ってくることが予想される。
だが、こうしたリアクションは、
幾分割り引いて考える必要があろう。
というのも、「言論の自由」を錦の御旗に掲げることは、
それを報じる当のメディアが利害関係者であるため、
(針小棒大とは言わないまでも)
バイアスがかかることは避けられないからである。
また、そもそも、広告活動の規制と
いうのは決して目新しいものではない。
EUでは、既に昨年8月から
タバコの宣伝が禁止されているし、
日本でも、幾つかの商品のテレビCMは、
時間帯を区切って自主規制が行われている。
したがって、少なくとも日本を含む先進国では、
広告規制は公共政策の一手段として
既に定着しているのである。
いずれにしても、今回の動きを報じた
『フランクフルター・アルゲマイネ』紙の記事だけでは、
欧州委員会が、ファーストフード広告の
全面禁止まで主張しているのか、
あるいは宣伝に際してはネガティブな情報も
併せて掲げることを義務付けるという方策
(これはタバコの広告で取り入れられている手法である)を
とろうとしているのかは明らかでない。
だが、子どもの健康被害を防ぐという
公益はかなりの重みをもっていることが容易に想像できるため、
経済界との調整には厳しい態度で臨むだろう。
タバコの広告禁止に関するドイツの動向については
先に当コラムでも紹介したが
(「ドイツマスコミスキャン~タバコ広告の禁止」)、
ヨーロッパにおけるこうした一連の取り組みは、
国民(市民)の健康を守るための政策には、
我々日本人の多くが考えている以上に
バリエーションがあるということを示している。
この点において、「健康=医療問題」という捉え方が
根強い日本との間には幾分かの差異が
あるように思われるのであるが、
果たしてこの違いがどのような帰結をもたらすのかは、
長いスパンでウォッチしなければ評価は困難であろう。
ただし、その間にも、ファーストフードや
タバコが原因で人は次々と命を落としたり
病気になったりするのであるが。
出来れば食べない方がいいですね。
テレビのコマーシャルで
良いのはないのですが・・・
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